戦略&補助線
4. 将の心得 1) 信: 約束を破らない-> ある行動に出ることで相手の信頼を裏切らないか 「巧詐は拙誠に如かず (巧みな言葉で偽って人を欺こうとするよりも、下手でも誠意を示すほうが、ずっと相手に響く) -by 韓非子」 2) 義: 正しいことを行う-> 会社のため…
3. 戦略 1) 一: 圧倒的No.1になれる分野のみ進出、一瞬でもいいからトップに立つと勝つ意欲が芽生え、常に勝ち続ける社風へ-> 負け犬根性の打破 「(漫画家の卵たちを前に) 君たち、一流の漫画家になりたかったら、一流の本を読んで、一流の映画を見て、一流…
私の好きな公式は、京セラ創業者 稲盛和夫さんの「人生の方程式: 結果 = 考え方×能力×情熱」 。そして、実体験を基に「孫子の兵法」を5x5の漢字でうまくまとめたなと感心したのが、SoftBank 孫さんの著書「孫の二乗の兵法」。 今回は、オリジナル「孫の二乗…
元BCG日本代表 内田和成さんの著書より、問題解決では一つ一つ検討していくより、経験を基にした仮説から探りを入れたほうが効率的で、その訓練を日頃からせよと説く「仮説思考」に対し、今回は如何に問題を発見するかに重点をおいた「論的思考」。解決すべ…
応用編 1) グリンピースからのダイレクトメールとは 返報性のプレゼント: 絶滅が危惧される可愛らしい動物のステッカーをプレゼント-> 次はあなたが恩返しをする番 好意・類似性: ステッカーの端にはグリンピースのロゴ-> あなたもグリンピースの仲間 恐怖感…
3) 視覚化: 「目に見えない」ものをリアルに共感を呼び起こせ! 政府はエネルギー効率を上げるため、無料で家屋検査を提供したところ、申込者は多数いたものの、検査員のアドバイスに従ったのはわずか15%。政府から無利子ローンも提供されたのに。それは、改…
成功する説得戦術とは、「送り手の観点に同意するよう受け手の志向を方向づけると同時に、そこで提唱される行為に関する否定的な思考を妨げ、肯定的な思考を促進するもの」。簡単にいうと、「敵意を喪失させ、こっちに来たほうが得」 というような気にさせる…
コミュニケーションの誕生 1) 視細胞の発達: クリアな視力 + 色別力 アフリカの熱帯雨林で生き延びた霊長類に起こった進化が、フォベアによる高い視力の獲得。フォベアは角膜の中で視細胞が集中している所で、その発達によりクリアな視力と色別力 (哺乳類は…
メッセージは伝えるものではなく、人を動かすもの。または、メッセージを受け止める側に話し手の希望通りの行動をさせること。視聴者の心に効果的に訴えるにはどうすればいいか、とても参考になるのが Steve Jobs の名人芸。 特徴は下記の3つでいわゆる階層…
ネアンデルタール人が滅び、ホモ・サピエンス(クロマニヨン人)が生き残った主要因が、言語を操る能力差。自らの知識と経験を他者と共有することができるようになり、生涯をかけて獲得した知識も子孫へ伝えることが可能になった。 コミュニケーションは聴いて…
善行を行う前に・・・善は微に入り 細にわたって行うべし 善行をしたいと思っている人達、何しろ善いことをしていると思っているため一番困るのが、近所迷惑について自覚が薄いこと。例えば、老人施設に訪れるボランティア。親切心から時折、過剰ともいえる…
結果が出ない場合・・・ものごとは努力によって解決しない 努力が報われなかった場合、努力不足と自分を責めがち。「努力すればものごとは解決する」という観念に縛られ、不必要に自分を苦しめていないか。何も努力せず、ただそこにいることが恐ろしいばかり…
心の置き所の続編として、臨床心理学者の河合隼雄 「こころの処方箋」から、いくつか抜粋。 不運を嘆く前に・・・100点以外はダメなときがある 平素から努力を続けているのに、大事なときになると不運に遭遇する人がいる一方、それほど努力していないのに好…
ムダを省く効用に関連して、投資成功の秘訣。それは、「損を最小限に抑えること = 冷静になること」。 相場の格言いわく、「半分損したら、それを取り返すには2倍にしなければならない」。だからこそ、投資成功者の共通点が、損を最小限に抑えること。一流の…
ビジネスでよく耳にする評語「バリューを上げよ」。何か付け足す方向に流れがちだが、価値を生まないムダを省くのも極めて有効な手段。今回は、一流の視点を紹介・・・ 岡部騎手いわく、「武豊騎手の最大の武器はミスをしないこと。騎手は、レース中に判断ミ…
前回の「大局観」に続き、このブログの切り口であり目の付け所でもある「長期的視点」。今回はその本質について、一流の目線を紹介。長期的視点とは・・・ 古田敦也 名捕手いわく、「例えば松井選手のような打者には、外角低めなど長打されないコースに投げ…
車の運転では、初心者ほど視点は近く、うまくなるにつれて遠くが見えるようになり、運転も安定する。ブレーキを踏む場合でも、前方との衝突を避けるため我々は後方を確認せず躊躇せずに踏み込むが、F1ドライバー レベルになると、後ろから追突されないか、サ…
プレゼンスキル メッセージは伝えるものではなく、人を動かすもの。または、メッセージを受け止める側に話し手の希望通りの行動をさせること。視聴者の心に効果的に訴えるにはどうすればいいか、とても参考になるのが Steve Jobs の名人芸。特徴は、 黒を基…
グロービズの堀学長に、リーダーシップで最も難しいのは何かと直接聞いたところ、答えは「コミュニケーション」で、克服法は場数を踏むしかないとのこと。今回は、卓越した伝達力をもつApple 創業者 スティーブ・ジョブズに注目し、印象的表現や画像を抜粋。…
次は、史上最年少名人となり羽生義治さんのライバルでもある谷川浩司さんの著書「集中力」より・・・ 勝負を決める二つのポイント 将棋は悪い手を指した数で勝負が決まるのでなく、最後に悪い手を指したほうが負けるゲーム。相手のミスを待つわけではないが…
Critical Thinking 「仮説→実行→検証」, 「Inductive=>Deductive=>Anomaly」, 一連の流れの精度を高めてくれるのが、クリティカル・シンキング。極論すると、幼いころから人を疑う環境で育った方に身に付く素養。性善説に立つ私の弱点であり、かなり意識しな…
HBS の友人から新たな視点を得た論理的思考。創業者がHBS出身でもある楽天株式会社の主要コンセプトにもなっている「仮説→実行→検証→(仕組化)」について、その本質にせまった。 ■楽天グループの目標 世界一のインターネット・サービス企業 ■楽天グループにお…
耶律楚材が残した私の好きな言葉、「一利を興すは一害を除くにしかず、一事を生かすは一事を減らすにしかず」。一つの良いこと新しいことをやるよりは、一つの悪いこと不要になったものを取り除いていく方が効果的、という意味。「ムダを省く」という観点か…
経営とは 京セラ創業者の稲盛和夫さんいわく、「人生の方程式: 結果 = 考え方×能力×情熱」。どんなに能力や情熱があっても考え方がマイナスだと、結果は大きなマイナス。ビジネスモデルが優れているのは必要条件にすぎず、仮にIPOできたとしても、外部要因で…
3) 変化する勇気・リスク管理に裏打ちされた勇気 「最後まで生き残る生物は、最も強い生物や最も賢い生物でもなく、変化し続ける生物だけ。これは企業でも当てはまる。」 トヨタ 渡辺社長 (一人勝ちトヨタを襲った08年の未曾有の危機) 「失敗とは成功に至る…
リーダーシップの主要素 1) 誠実さ 韓非子いわく、「巧詐は拙誠に如かず」。巧みな言葉で偽って人を欺こうとするよりも、下手でも誠意を示すほうが、ずっと相手に響く。 ノーベル文学賞を受賞した パール・バックいわく、「誠実な人格というものは、その人の…
経営者とは 経営者の行動を構造化したのが下図。優れた経営者とは、これら一連の流れをライバル企業を上回るスピードと頻度で、具現化できる人。 McKinseyの土台を築いたMarvin Bower いわく、「生きた経営の意志を持ち、システム化された組織をつくること。…
当初「ブログなんて単なる日記で、物書き屋になるわけではないから、そんなの時間のムダ」と思っていたが、実際にブログを書くことで、ウェブ進化論の著者、梅田さんの言葉「ブログという舞台の上で知的成長の過程を公開することで、その人を取り巻く個と個…
キャリア形成: メリハリ型 vs. 総花型 ビジネスの本質をうまくとらえた価値曲線、ここではメリハリ型と総花型を人材価値に当てはめ、キャリア形成の指針となるよう視覚化を試みた。 ビジネスリーダーのキャリアタイプ whatを考えるのがトップ、howを考えるの…
その他の特徴 1) キャッシュフロー経営: 前売りチケット制 前売りチケット制なので、手元に現金を確保でき、次のショー開発や人材獲得に振り向けられる。新たなショー開発のたびに必要な資金調達のわずらわしさから解放され、コンテンツ開発に注力。Dell モ…