2008-01-01から1年間の記事一覧

今後II

探す・探される時代 インターネットが誕生した93年に生まれ、物心つく頃からネットの環境で育った今の中学生のネットへの愛着心、「メールできない、ブログがみれない、コミュニティに入れない、占いが見れない、電話できない、携帯がないとさみしくて死にそ…

今後 I

近未来像 意義: 利用から移住へ 検索: ドキュメントから人間へ ビジネスモデル(広告): Segment からOne to One へ 価格破壊: 価格破壊の波が様々な分野へ波及、ビジネスコストが限りなくゼロへ オープンソース化: 閉鎖的・小脳競争から開放的・大脳競争へ …

歴史-項目別 II

世代の移行: 閉鎖的・小脳競争から開放的・大脳競争へ Web 2.0 市場: Google 検索 (AdSense/ AdWords) によるロングテール部分の顕在化・拡大化 共有: ブログなど情報を共有、SNSにより物理的に出会えない人とのネットワーク 衆知: API を公開、オープンソー…

歴史-項目別 I

検索: YahooからGoogle へ/ ポータルからサーチへ 90年代は、ドキュメント情報をデジタル化し、「人間の手」で整理したYahooの時代 00年以降は、無限に増え続ける情報を「ロボット」が整理するGoogleの時代 YahooとGoogleの大きな違いは、「人の介在」の有無…

年代順

93 Mosaic: インターネットが生まれた年-> www閲覧ソフトMosaic は後のNetscapeへ 94 Yahoo: 人の英知が情報を整理した年-> 「人の手」でインターネット情報を整理 95 Amazon: 商取引が変わった年-> 「全ての物を売る」という壮大な目標 95 eBay: 物々交換が…

インターネットの歴史 I

このブログをはじめるきっかけになった元上司、彼から与えられたテーマがインターネット。今回は、「インターネットの歴史と今後」を紹介。年代・分野ごとにインターネットの本質にせまった。

素直な心とは

これまで何度もふれてきた「素直な心」。ある意味、経営の神様という悟りの境地から生まれた根本思想ともいえるが、今回はその発案者である幸之助のじいちゃんの定義に私なりの解釈を加えて、「素直な心」の本質にせまった。 松下幸之助語録 定義 「素直な心…

日本の選択

現状 製造業が現地生産を増やしているため正確ではないが、業種別GDPシェアと経常収支の推移をみると、製造業は衰退傾向。とりわけ海外投資から得られる利息・配当の所得収支が、貿易立国のシンボルである貿易収支を上回ったことで、実質、貿易立国から投資…

オイルショックからバブル絶頂期(成長鈍化要因)

賃金上昇: 60年代後半から労働力不足により人件費急上昇 円高圧力: 71年に360円から308円へ、73年には変動相場制へ、85年のプラザ合意で250円台から87年には120円台へ オイルショック: 固定費の削減(有利子負債の削減による銀行離れ)、雇用調整で人件費削…

なぜ戦後の高度成長が可能だったのか?

敗戦からオイルショックまでの高度成長期 外部要因 冷戦下の国際情勢: アジアにおける共産主義への防波堤として経済復興をバックアップ 戦争特需: 朝鮮戦争やベトナム戦争特需 固定相場: $1=\360が1949-1971年まで継続 内部要因 割安な人件費: 質の向上した…

キシリトール市場におけるCo-opetition

ビジネスは競争のみで捉えられがちだが、勝つか負けるかの単純なゲームではなく、パイ(市場)を作り出すときプレイヤー同士は協調し(corporation)、パイを分けるときに競争する(competition)。「競争と協調」が共存するコーぺティション (co-opetition)…

島田紳助の自己変革法とは

「自己を徹見→自己否定→自己変革」していく手法を、才能の有無で判断されがちの「芸人」に当てはめて、「努力→知恵」の重要性を解説した内容。競争の超激しい芸能界で長い間トップで走り続けている島田紳助さんとは、「人に接するときは暖かい春の心、仕事を…

大企業病 教訓II-中堅幹部からの改革

「トップの経営や方針が誤っていると確信した場合、中堅幹部の立場で何ができるのか」という問い。院政のしがらみに苦しむ現職トップにも当てはまる問題だが、難問のため、長銀で実体験をもつ、箭内 昇さんの言葉を引用。 「まず、胆力を鍛える。そして同志を…

大企業病 教訓I

「名経営者の失敗」から学んだ教訓とほぼ同じことがあてはまるが、大企業であるがゆえの欠陥を追加すると、大企業では悪い情報ほど上がってこないため、耳の痛い話をしてくれたり、広い視点からものを言ってくれたりする外部人脈を豊富に持ち、アンテナを高…

大企業病の本質

不祥事に対する経営トップの謝罪会見でよく耳にする一言、「知らなかった」。実は、「名経営者の失敗」同様、重大事だからこそ、大企業だからこそ、優秀な人材が集まるからこそトップに伝わらない仕組みがあり、そこに大企業病の本質がある。ではなぜトップ…

大企業病-なぜ経営陣は機能しないのか?

彼らの多くがたどってきたエリートコース、「権限は大きいが責任は小さい」、この神秘の中に答えがある。 調整上手な「官僚型」 企画、財務、人事、秘書などスタッフ部門が長く、若いころからトップに近いところで仕事をし、いつのまにか「エース」と呼ばれ…

大企業病とは

大企業病に至る流れ 「大企業病」を検索すると色々な言葉が出てくるが、最終結末である倒産・買収から逆をたどり衰退への大まかな流れを見ると、検索された用語の殆どはその流れの中に納まる。大企業病へのターニングポイントは、成功を収め業界で優位な地位…

企業経営-教訓III

経営者への教訓 経営者本人 客観視→自己否定→自己変革: 他人から学び、失敗は改めようという謙虚な心 失敗を認められない、知らないとは言えない、批判を受け止められない「精神的弱さ」の克服 企業文化の構築 大勢に対し異論を受け入れ・促し、失敗から学び…

企業経営-教訓 II

「初期警告サイン」の見つけ方-外部からの視点(提携・M&A先の選別) 1) 必要以上に複雑な組織や戦略 組織構造が複雑になっていないか? 本来、単純な問題に対し、必要以上に複雑な戦略をとっていないか? 会計手法が過度に複雑、不透明、非標準的でないか? 複…

企業経営-教訓I

現状認識チェックリスト 戦略策定において陥りやすいワナ -優秀であるが故の壮大な目標設定(ときに採算性の合わない戦略、現実離れした構想)、合理性・論理性を欠いた評価、変化への対応の遅れ- から逃れるには、未来の不確実性や情報不足を理由に思考を停…

企業経営失敗の本質

これまで定説化されていた企業経営失敗の7つの俗説、最終的には経営トップの無能説では、なぜ「名経営者」が失敗するのか説明できない。今回はより普遍化した原因を探るため、6年にわたり約51社の大失敗事例を調査・研究した「名経営者はなぜ失敗するのか」…

敗戦の教訓 II

あの戦争は止められたか? 真珠湾攻撃がなくても、軍はいずれ手をあげていたはず。仮に天皇が戦争反対を口にしたとしても、「天皇のとりまきが悪い、天皇は彼らに洗脳されている、とりまきを殺して弟宮を皇位につけよう」と画策するほど、開戦時の軍部は誰も…

敗戦の教訓 I

大東亜戦争は我々にいくつかの問題提起をしてくれたが、その中でも失敗の本質は、「自己を客観視→自己否定→ 自己変革」であろう。その矢印への移動を妨げる多数の物理的・精神的障壁を様々な資料から教えてもらったが、最後はちょっと気になった事柄、「あの…

大東亜戦争とは一体何だったかのか? II

戦略: 戦術あって戦略なし 国家戦略(全社戦略): 軍事戦略(陸・海軍対立)+経済戦略+外交戦略=なし 軍事戦略(事業戦略): 山本ですら奇襲攻撃後の戦略なし 要因 合理性・客観性: 己と敵の分析結果が示す道を素直に受け止められず、論理性・客観性を欠いた…

大東亜戦争とは一体何だったかのか? I

経営戦略というものをひも解くと、「現状とビジョンとの間を埋めるのが戦略で、大きく全社戦略と事業戦略に分類できるが、その戦略には合理性・客観性と創造性・革新性の相反する要素が必要で、それらはリーダーシップによってのみ統合される」、とある。今…

軍部中枢内の力学

強行派への権力シフトの経緯 満州事変(石原独断): 関東軍参謀 石原莞爾の独断 日中戦争(石原参謀本部作戦部内で不拡大方針の石原部長のカリスマ性を持ってしても、拡大派の武藤課長に敗退(「石原将軍の満州での行動を見習い、その通り内モンゴルで実行して…