インターネット

アプリのクラウド化-II

「アプリケーション」プラットフォームの時代へ 以前ふれた「インターネット大潮流-V」のように、主戦場は、”自力”で「コンテンツ」を囲い込む閉鎖的・小脳競争から、”補完者”の衆知を集め戦場をより大きな「プラットフォーム」に求めた開放的・大脳競争へ移…

アプリのクラウド化-I

世界の4大ネット企業、今のところGoogle 以外は各分野に特化して事業を展開中。そんな中、Googleは、SNS/ Facebookに対しソーシャルゲーム等の買収を活発化する一方、マイクロソフトに対しては、Google Apps を中心にクラウド連合軍でビジネスソフト陣地にな…

インターネット大潮流-VIII

Slide 45,46 VCの現況は・・・ Slide 47,48 日米を比較して際立つのが黒字化までの期間。1年目から黒字のEBayを除き、IPOで資金調達するまでマイナス10-30億円のEBITDAを覚悟でビジネスモデルを描き、巨額の先行投資をするアメリカ。それに対し、早期黒字化…

インターネット大潮流-VII

Slide 34, 36 データポータビリティーの最有力、Facebook Conect。 「あなたの友達の魯山人さんが星ヶ岡茶寮という料亭で食事しましたよ」という口コミ伝達システムSNS Social Ads。それは、Google ではなく、Facebookが開発した人と人との相関関係図ソーシ…

インターネット大潮流-VI

Slide 29 「アプリケーション」プラットフォーム」の流れに対し、垂直統合を推し進めるSoftBank。先見性の優れた投資、今の矛先はアジア。 Slide 30 ネットビジネス究極の目的は、人々のあらゆる情報をデジタル化して、人間データベースを構築すること。その…

インターネット大潮流-V

Slide 24 丸の内ビル、東京ミッドタウン、汐留シオサイトなどの集客競争に当てはめると、プラットフォームが丸の内や六本木などの立地、インフラはそこへたどり着く行程やアクセスのしやすさ、コンテンツは有名ブランドや地方の行列店などのテナント、アプリ…

インターネット大潮流-IV

Slide 12 アナログの情報革命: 1440 印刷技術-> 活版(大衆に普及)-> 1839年 写真 (記憶の限界-ある時間を記録)-> 1876 ベル電話 言葉を運ぶ-> 1891 ビデオ (映像を記憶) デジタル情報革命: 20th 後半 印刷、写真、音声、映像がデジタル化-> webに乗せて…

インターネット大潮流-III

Slide 10 Email: 文書の移動コストゼロ IP電話+Skype: 音声の移動コストゼロ Flickr+iTunes+YouTube: 写真、音楽、動画の移動コストゼロ オープンソース化: ソフト開発コストを限りなくゼロへ (世界中の電脳を結集してサービスを構築) インターネットの価格…

インターネット大潮流-II

Slide 7 90年代は文書がデジタル化 05年までは写真、音楽、動画などリッチメディアがデジタル化され、「人間の手」で整理するFlickr、iTunesなどが普及 ここ数年では、デジタル化の対象が文書やメディアから人間に変わり、mixi, MySpace, Facebook などネッ…

インターネット大潮流-I

私のブログにおける3大テーマ、「失敗学」、「インターネット・複雑系」、「徳育・研鑽」。その中でも海外の人にも知ってもらえるよう、スライドにまとめプレゼンを行ったのが、前回のバブル(失敗学)、そして今回のインターネット大潮流。徳育・研鑽は個人…

黒字化までの道のり

オリンピックにちなんで日米それぞれを代表するネット企業の業績を比較。日本代表は、ヤフー、楽天、ミクシーに対し、アメリカはGoogle, Yahoo!, Amazon, EBay。日米を比較して際立つのが黒字化までの期間。1年目から黒字のEBayを除き、IPOで資金調達するま…

Mobile Internetの今後

長々とした5回シリーズも今回が最後。いやしモードが必要な方はこちら: http://pocky.jp/cm/pocky_radio/index.html 2008年はインターネットマシーン元年 08年2月の決算発表会でSoftBank 孫さんが発した「2008年はインターネットマシーン元年」。インターネ…

ネットの普及がもたらす価値観の変化

ムダを排除して付加価値を創出 「原材料に付加価値をつけていくプロセスだけを抽出し、それ以外は排除する」というリーン生産方式。「贅肉がとれた」を意味するLean(リーン)を用いて命名されたが、トヨタ生産方式の発明者 大野耐一氏の言葉を借りれば、「…

顧客データが生み出す価値

従来モデル: マスメディア+属性ターゲティング 消費者が購買に至るまでの過程を示すAIDA。知らない客に注目してもらい (Attention)、興味を持ってもらい (Interest)、欲しいと思ってもらい (Desire)、買おうと思ってもらう (Action) 一連のプロセス。広告主…

オープンソースのバリューとは?

APIを公開してオープンソース化する巨大潮流。そのバリューは何なのか、バリューを生み出す二つの基軸、顧客のWTP (Willingness to Pay) を押し上げる方向と、提供者側の生産コストを押し下げる方向に分けて本質にせまってみた。 生産コスト押し下げ要因: Le…

「アプリケーション」プラットフォームの時代へ

今回は、ウェブサービスを説明する上で欠かせない4要素、「インフラ」、「プラットフォーム」、「アプリケーション」、「コンテンツ」、を使って歴史的経緯を追った縦比較、他の産業との横比較、今後の展開を中心に日本への波及という観点からクロスボーダー…

オープンソース化の源泉

前回、Amazon を例に紹介したオープンソース化。具体的には、誰もがサイト(島)の資源を使ってお金もうけできるよう自らの頭脳部「商品データ」の全てをわかりやすく公開(APIを公開)。それによりAmazonは、何もせず勝手に島の売れ筋商品をわかりやすく表…

今後II

探す・探される時代 インターネットが誕生した93年に生まれ、物心つく頃からネットの環境で育った今の中学生のネットへの愛着心、「メールできない、ブログがみれない、コミュニティに入れない、占いが見れない、電話できない、携帯がないとさみしくて死にそ…

今後 I

近未来像 意義: 利用から移住へ 検索: ドキュメントから人間へ ビジネスモデル(広告): Segment からOne to One へ 価格破壊: 価格破壊の波が様々な分野へ波及、ビジネスコストが限りなくゼロへ オープンソース化: 閉鎖的・小脳競争から開放的・大脳競争へ …

歴史-項目別 II

世代の移行: 閉鎖的・小脳競争から開放的・大脳競争へ Web 2.0 市場: Google 検索 (AdSense/ AdWords) によるロングテール部分の顕在化・拡大化 共有: ブログなど情報を共有、SNSにより物理的に出会えない人とのネットワーク 衆知: API を公開、オープンソー…

歴史-項目別 I

検索: YahooからGoogle へ/ ポータルからサーチへ 90年代は、ドキュメント情報をデジタル化し、「人間の手」で整理したYahooの時代 00年以降は、無限に増え続ける情報を「ロボット」が整理するGoogleの時代 YahooとGoogleの大きな違いは、「人の介在」の有無…

年代順

93 Mosaic: インターネットが生まれた年-> www閲覧ソフトMosaic は後のNetscapeへ 94 Yahoo: 人の英知が情報を整理した年-> 「人の手」でインターネット情報を整理 95 Amazon: 商取引が変わった年-> 「全ての物を売る」という壮大な目標 95 eBay: 物々交換が…