インターネット大潮流-VIII

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VCの現況は・・・

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日米を比較して際立つのが黒字化までの期間。1年目から黒字のEBayを除き、IPOで資金調達するまでマイナス10-30億円のEBITDAを覚悟でビジネスモデルを描き、巨額の先行投資をするアメリカ。それに対し、早期黒字化を目指し、コツコツ投資する日本。その背景には、主要投資家であるVCと企業側(創業者や役職員)のスタンスの違いあり。

各VCから数千万円をかき集め、数億円の連合資金の下、早期黒字化の強烈なプレッシャーを受ける日本の経営陣。一方、大手VC一社からでも数十億円を集め、巨額の先行投資にも寛容な中で大きなビジネスモデルを描けるアメリカの経営陣。どっちがいいかは別にして、主にVC、そしてVCに資金を提供する投資家の価値観(ホームランを狙うかシングルヒットを積み重ねるか)の違いが、その数値の裏にあり。

  • US代表

  • 日本代表


(注)太枠はIPOした年。ミクシーは、SNSを開始した年から試算。日本代表の場合、創業1年目の業績は入手できなかったので空欄。

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シリコンバレーの強み。実感したのが、人材の流動性インターン先のAdMob では、新卒はStanford, 中途採用の多くがYahoo!。キャリアアップの機会が多く提供され、人と企業の循環がうまく機能。そして、仕事を通して人生を楽しもうという文化。