2010-01-01から1年間の記事一覧

ZONE の世界-II

筋肉破壊トレーニングとは 1) 壮絶なメニュー: (ほとんど息をせずに負荷をかけた自転車をこぐ無酸素運動トレーニングとは・・・) 全力でローラーをこぎ始めた。相当負荷が重いのか、最初から苦しそう。1分を過ぎたあたりから、苦しそうなうめき声が漏れ始め…

ZONE の世界-I

「艱難辛苦という試練を乗り越えるには」に関連して、今回は例え話としても分かりやすいスポーツ界の話題。「神の肉体 清水宏保」を中心に、超一流アスリートたちの極限の世界、幸福感「ZONE」と壮絶な練習「筋肉破壊トレーニング」を紹介。そして最後に、ビ…

艱難辛苦に耐える知恵

ガン告知を受けた患者の精神状態の推移を見ると、 ガン告知-> 何かの間違いでは/ あの先生はやぶ医者ではないかという「拒否・逃避」-> どこの病院に行っても同じ結果 -> 何も悪いことしてないのになぜ私なのという「怒り」-> 怒りの矛先が親族や病院スタッ…

平常心-II

教訓 谷川浩司: 創る喜びを得るには、壊す勇気が必要 これまでのスタイルが通用しなくなったり、勝てなくなってはじめて新しいことを求めるのが通常だが、それでは時遅し。不調時は、迷ったり、妥協したりしてマイナス思考になる一方、好調時はやる気もあり…

平常心-I

スランプ克服と関連して、多くの先人が唱える平常心。その心構えを紹介した後、スランプ克服と平常心から得た教訓を少しばかり披露。 谷川浩司さんいわく、「史上初の7冠をかけ挑んできた羽生義治さんとの王将戦。メディアの関心はもっぱら、史上初の7冠で、…

スランプ克服・脱出-IV

対処法: 対極が松井型 vs. 羽生型、その中間がイチロー型 通常は好不調の要因を自分の内部に求める。しかし、羽生さんは内的要因だけでなく、外的要因にまで言及。しかも、通常は直接操作できない外的要因のほうが対応しやすいとの感覚。「この形には絶対も…

スランプ克服・脱出-III

内的要因と外的要因: 羽生義治 棋士「時間の経過と共に生ずるズレを自覚」 戦型の流行り廃りが激しくなっている現代将棋では、自分の体調の良し悪しとは関係ない部分も重要。例えば、流行っている序盤の形が自分の将棋とうまく合っているかどうかなど。変化…

スランプ克服・脱出-II

自己変革: 50歳を目の前にして、悲願の名人位を獲得した米長邦雄「既存概念を捨てれば道は開ける」 長所を伸ばすこと、あるいは欠点を見ないこと。「まさかあんな相手に負けるとは・・・」と落ち込んでいるときこそ、勝った将棋を並べ「俺は強いんだ」と鼓舞…

スランプ克服・脱出-I

スランプとは 運動、勉強、仕事などの作業とは、見る・聞く・感じるなど感覚系学習によって得た入力情報を、手足・言葉・文章など運動系学習によってうまく出力できるかどうか、「インプットとアウトプット」の関係。これら入力・出力のうまい人々が、いわゆ…

老害を防ぐ「いぶし銀の叡智」

生きがい・働きがいに関連して、事業成功者が陥りやすいワナのひとつ、老害。それは、ある種の自己実現の変形。事業と趣味が混同して起こる悲劇ともいえる。心理学の視点から、老害を防ぐ「いぶし銀の叡智」を紹介。 老害とは 心理学的に見ると、幼い頃から…

生きがい・働きがいの本質-IV

4. 生きがい・働きがいの意味 最後に、生きがい・働きがいについて様々な角度から切り込んだ視点を紹介・・・ 1) クオリアの視点・・・脳が感じる生きがいとは 茂木健一郎さんいわく、「脳は常に苦しい刺激を求めている。だから、ハードルが高ければ高いほど…

生きがい・働きがいの本質-III

3. 生きがい・働きがいを与えるには 生きがい・働きがいの価値を再度見直すと、経営者・管理職にできることは、「君がいて本当に助かる」、「いつも気を使ってくれてありがとう」など、愛情と感謝の心を持って存在価値を認め、声に出して伝えること。そして…

生きがい・働きがいの本質-II

3) 意思決定の基準: 罪 vs. 恥 判断基準が神の地域では、他人はどうであれ神と私との「縦の関係」なので、「そんなことしたら 神様に叱られるよ、罰を受けるよ」。一方、判断基準が周囲の人々の地域では、人と人との「横の関係」共同体を重視するので、「周…

生きがい・働きがいの本質-I

経営学の大御所 ピーター・ドラッカーいわく、「経営とは、人を通して正しいことを行うこと」。その人を動かすには、金銭面、福利厚生、地位だけに頼っても限界がある。人の心のエネルギーは、多くの鉱脈の中に埋もれていて、新しい鉱脈を掘り当てると、これ…

死生観の本質-III

4. 青年士官の死生観:「敗れて目覚める、俺達はその先導になる、日本の新生に先駆けて散る」 兵学校出身者: 「国のため、君のために死ぬ。それでいいじゃないか。それ以上に何が必要なんだ。もって瞑すべきじゃないか。」 学徒出身者: 「君国のために散る…

死生観の本質-II

2. 組織経営学者 飯田助教授: 「死とは肉体という器の交換」 (スピリチュアルな視点から、詳細は「生きがいシリーズ」参照・・・) 死が自分の終わりでなく、「意識としての自分」という生命は永遠に存在し、生まれ変わりを繰り返していくと仮定すると・・・…

死生観の本質-I

密度= 質量÷体積のように、人生の密度= 実績÷人生。人生の密度を濃くするには、人生を有意義に過ごすには、まず分母の「人生という容器」を計ること。つまり、死という終点を再認識すること、何らかの死生観をもつこと。そうすれば、管理しやすい時間軸「一…