2009-01-01から1年間の記事一覧

インターネット大潮流-VII

Slide 34, 36 データポータビリティーの最有力、Facebook Conect。 「あなたの友達の魯山人さんが星ヶ岡茶寮という料亭で食事しましたよ」という口コミ伝達システムSNS Social Ads。それは、Google ではなく、Facebookが開発した人と人との相関関係図ソーシ…

インターネット大潮流-VI

Slide 29 「アプリケーション」プラットフォーム」の流れに対し、垂直統合を推し進めるSoftBank。先見性の優れた投資、今の矛先はアジア。 Slide 30 ネットビジネス究極の目的は、人々のあらゆる情報をデジタル化して、人間データベースを構築すること。その…

インターネット大潮流-V

Slide 24 丸の内ビル、東京ミッドタウン、汐留シオサイトなどの集客競争に当てはめると、プラットフォームが丸の内や六本木などの立地、インフラはそこへたどり着く行程やアクセスのしやすさ、コンテンツは有名ブランドや地方の行列店などのテナント、アプリ…

インターネット大潮流-IV

Slide 12 アナログの情報革命: 1440 印刷技術-> 活版(大衆に普及)-> 1839年 写真 (記憶の限界-ある時間を記録)-> 1876 ベル電話 言葉を運ぶ-> 1891 ビデオ (映像を記憶) デジタル情報革命: 20th 後半 印刷、写真、音声、映像がデジタル化-> webに乗せて…

インターネット大潮流-III

Slide 10 Email: 文書の移動コストゼロ IP電話+Skype: 音声の移動コストゼロ Flickr+iTunes+YouTube: 写真、音楽、動画の移動コストゼロ オープンソース化: ソフト開発コストを限りなくゼロへ (世界中の電脳を結集してサービスを構築) インターネットの価格…

インターネット大潮流-II

Slide 7 90年代は文書がデジタル化 05年までは写真、音楽、動画などリッチメディアがデジタル化され、「人間の手」で整理するFlickr、iTunesなどが普及 ここ数年では、デジタル化の対象が文書やメディアから人間に変わり、mixi, MySpace, Facebook などネッ…

インターネット大潮流-I

私のブログにおける3大テーマ、「失敗学」、「インターネット・複雑系」、「徳育・研鑽」。その中でも海外の人にも知ってもらえるよう、スライドにまとめプレゼンを行ったのが、前回のバブル(失敗学)、そして今回のインターネット大潮流。徳育・研鑽は個人…

バブル VIII

Slide 46 今回の金融危機は、不動産バブル、信用バブル、消費バブルの3つのバブルが崩壊。今後の経済体制は、米欧亜の3極から、しだいに中国の時代へ。

バブル VII

Slide 37 バブル崩壊の資金供給源となった過剰流動性。1980年は実体経済 (N. GDP) と同レベルだった金融資産が徐々に増え、2007年では GDP の2.7倍に拡大。あり余った資金がより好利回りの運用先を探して世界を駆け回っていた状況。 Slide 43 過剰流動性が増…

バブル VI

Slide 31 IMFの予想損失額1.4兆ドルは、GDP比で日本の半分。Securitization x Globalization x Leverage により、日本と同程度の規模になる可能性大。 Slide 34 日本との違いは、世界各国が協調してサポート、公的資金の注入もすばやかった点。

[バブル]バブル V Slide 24 整理回収機構 (RCC) による不良債権買取り、預金保険機構 (DIC) による公的資本増強、国有化がセーフティネット3大措置。過小評価したリスクの適正化が行なわれる過程で、パニック的な動揺を緩和する精神安定剤として機能。 Slide…

バブル IV

Slide 20 自己破産した個人や倒産した企業のしわ寄せは、銀行の資産 (Asset) へ。一方、負債 (Debt) 側にある預金には元本保証がついているので、不良債権の損失を預金者に負わせることはできない。しかし、不良債権損失が自己資本 (Equity) と同レベルまで…

バブル III

Slide 19 1970年代後半になると、世界中からお金を集められるようになったものの、内需拡大という有効なお金の使い方を知らなかった。小国である間は問題ないが、世界第二の経済大国ともなると、養分を吸い取られる周りの国々はたまったものではない。一方、…

バブル II

Slide 9 証券化の本質は、ストックのビジネスをフローのビジネスに変えること。長期間にわたり少しずつ実現される住宅ローンからの収益が、証券化により当期の収益としてまとめて実現することが可能となる。様々な障害を取り除く証券化により、貸出量の流れ…

バブル I

Slide 7 崩壊のきっかけは、住宅価格の下落、金利の上昇、2003-2005年に住宅ブームを支えた質の悪化したサブプライム層、彼らの金利リセットの大波が2007年に集中。 Slide 8 変動金利型のサブプライムローンが、証券化という手法によって健全な証券の一部に…

戦後復興 VIII

Slide 34 サブプライム問題の資金供給源となった過剰流動性。1993年以降、外貨準備高の伸びが貿易を陵駕。アメリカのドル紙幣 (米国債) を外貨準備高として積み上げ、自国通貨を低めに誘導し、貿易産業を保護した国々とは・・・。 Slide 35 それは日本と中国…

戦後復興 VII

Slide 31 中国も設備投資が主役。しかし、その資金源は、日本の貯蓄とは異なり、海外投資(海外からの借金)。一方、消費が30%台とかなり低いのは、所得格差に起因。 Slide 32 膨大な人口を背景とした安い人件費を土台にする中国。その体系の本質は、ただの…

戦後復興 VI

Slide 29 経常収支の内訳で、2005年以降、所得収支が貿易収支を上回り、日本はもはや「貿易立国」とはいえない状況。政府(諮問会議)も2030年には貿易収支が赤字に転落すると予想。貿易立国から金融立国へどう転換を図るか。 Slide 30 政・官・民 三位一体…

戦後復興 V

Slide 24 日本は、文化にマッチした戦略、プロダクト・イノベーション(新製品開発に関するイノベーション)ではなく、プロセス・イノベーションに特化した高品質・低価格路線が奏功。 バリューを生み出すには、新しいものを「加える」か、ムダを「除く」か…

戦後復興 IV

Slide 20 輸出依存度はイメージより高くないよということを示した図。 Slide 21 06年だけ特別だったのではとの反論に、時系列で反論。改めてオイルショックまでの高度成長期の推移を見ると、輸出の伸びはGDPと同じ。輸出主導の時期は、オイルショック以降か…

戦後復興 III

Slide 11 実質消費が2倍になるまでに英米は20-30年を要した一方、日本はそれを10年で達成。その原点は、朝鮮戦争により消費水準が戦前の水準に戻った1955年以降。 Slide 12 国民皆を豊かにして、3種の神器 (白黒テレビ, 洗濯機, 冷蔵庫) や3C (Color TV, Co…

戦後復興 II

Slide 10 もうひとつの隠れた要因が「低賃金」。 急成長過程における大きな問題のひとつが、インフレーション。大きく分けるとコストプッシュインフレーション、ディマンドプルインフレーション、両者混合型の3つ。現在の中国に当てはめると、コストプッシュ…

戦後復興 I

日本人にとっての下記3大課題。中でも外国人の関心が高い「戦後復興」と「バブルの処理」について、先日、Biz School の同級生や教授陣に対して行い好評だったプレゼン。大局的視点から本質にせまったプレゼン資料は、下記からダウンロード可。最後のページ…