バブル III

Slide 19

1970年代後半になると、世界中からお金を集められるようになったものの、内需拡大という有効なお金の使い方を知らなかった。小国である間は問題ないが、世界第二の経済大国ともなると、養分を吸い取られる周りの国々はたまったものではない。一方、せっかく稼いだお金で、自国通貨を維持するために米国債を買い続ける構図(悪循環)はバカげている。内需・外需バランスのとれた経済構造、その国家戦略が1980年代には必要だったが、転換期を過ぎ、そして今なお外需主導に頼る日本とは。