ZONE の世界-IV

ビジネス界でのZONE体験者

  • 楽天 三木谷さんいわく、「トップアスリートともなれば潜在能力の80%くらいは開発されているだろうし、引き出した能力の70%くらいの実力をコンスタントに発揮しているに違いない。ところが、ビジネスの世界では潜在能力の10%程度しか使っていない人が殆どだろう。」 
  • 京セラ 稲盛さんいわく、「人生の方程式: 人生・仕事の結果 = 考え方 x 能力 x 熱意。 私は能力が低かったので、全身全霊を上げ、誰にも負けない努力をしてきた。誰にも負けない努力とは、ここまでやったらOKといったようなゴールではなく、次々と設定される終着駅のないゴールを果てしなく追いかけていく無限の努力。100mを走るような速度で長距離を走り続けるような際限のない努力。」
  • 松下幸之助のじいちゃんいわく、「(1日延長し3日目を迎えても「押し込み販売」など松下電器への苦情が止まない全国代理店の社長約200人を前に) 苦労したと言われるけれども、血の小便がでるまで苦労されたでしょうか。」

誰でもスーパーサイヤ人になれるのか: 生物は全てミュータント

バクテリアから植物、哺乳類に至るまで、地球上の全ての生物が、突然変異に関わるHSP90 (Heat Shock Protein: 分子量90Kの熱ショックタンパク質) を持っている。その役割は、遺伝子の異常を覆い隠し、異変をもった細胞でも正常な細胞として振舞えるようにすること。しかし温度が急上昇すると、熱によって変質したタンパク質の修復が忙しくなり、遺伝子の異変を覆い隠せない部分が出てくる。すると、それまで覆い隠し溜め込んできた遺伝子レベルの異常が一気に顕在化し、突然変異として現れる。これらは温度の上下だけでなく、重金属、酸やアルカリ、毒素、酸素濃度などの変化でも起こる。

だから、われわれ生物はみんな潜在的ミュータント、突然変異体。遺伝子上の変異がHSP90によって隠されているだけで、見かけはミュータントでないように見える。でも、環境が急変したら、ミュータントとしての本来の姿が現れ、そのなかの何人かの子孫が新しい環境に適応する進化を遂げて、生き残る。ゆえに、われわれ生物はみんな潜在的ミュータント、自己を変革し進化できる。