経営陣から学んだこと

創業者Omar

Omarは数ヶ月に一度、各部門の空いている席に移動し、そこで仕事をします。各部門内で交わされる会話を聞いて理解を深めること、実際に機能しているか自分の目で確認すること、従業員との親睦を図ること、が目的とのことです。私の机は、インターン開始前に彼が使っていたほか、最近もプロダクト部門から私の横、私の属するBizDep部門に移動して来ました。

社員の意見に耳を傾けようと実際に行動している姿、参考になります。

Niren

私の直属の上司 Niren 、とりわけ人事採用について。

最も印象深かったのが、Nirenは採用に前向きだったのに、同じBizDev部門のたった一人の部下が反対しただけで、不採用の決断を下したこと。その理由をまとめると以下のような感じ。

人事採用で重視する3要素が、スキル、知識、気質。気質とは、企業文化やチームメンバーとのフィット感。スキルと知識は教えられるが、気質は教えられない(修正されるまでお金と時間がかかりすぎる)。
仮に誤った人選をすると、気質を確認するのに3ヶ月、修正教育に3ヶ月。しかし多くの場合、改善が見られないため解雇、そして新たな人材を探すのに2ヶ月程度。合計で8ヶ月の機会損失になる。またスピードが要求されるスタートアップ企業にとっては、致命傷にもなりかねない。
人事リスクを最小限度に抑えるには、多くの人にインタビューしてもらって、様々な角度から意見を聞いて判断を下すのがよい。

インターンというポストでも、私は正社員並に1日で10人の社員とインタビューをしたのですが、その理由がこの説明で理解できました。